2011年10月9日日曜日

足助まつり

田町の山車



休日は、家でゴロゴロしてるのが慣例の私ですが、せっかくの三連休です。

さすがに三日間、くすぶっていても仕方ないので、どこかに出かけようと思い立ちました。
さて、どこへ行こうかな?

そうだ!秋祭りだ!って事で、さっそくネットで検索したところ「足助まつり」を見つけました。

足助町は、家から車で1時間半もあれば行ける距離です。
「ここだぁ!」と決めたら、超特急。
急いで洗濯物を干し、お掃除はルンバにまかせ、車で
GO!

足助町の町並み



足助町の「香嵐渓」は、紅葉の名所で、私も何度か訪れた事はありますが、足助町の街中を散策したことはありませんでした。

古い町並みが保存地区になったとは聞き及んでいましたが、実際のところ少々みくびっていたように思います。
実際、来てみると、さにあらんや立派な町並みではありませんか(@_@)!
足助町のみなさん、ごめんなさい(-_-;)・・・私が間違っていました。

マンリン小路

今日は、そんな素晴らしい町のお祭りの話です。
私が訪れたのは、10月8日で正確に言うと「試楽祭」といって、翌日の「本楽祭」の前夜祭のような日です。

私が足助町に着いた頃、ちょうど山車の組立が終わったところで、午後2時から町内の曳廻しが始まるとのことでした。

ちなみに足助町の方は、みなさんとても親切で、私がひとりでぶらぶらしてると「祭りを見に来たのか?」と声をかけてくださって、いろんなことを教えてくれました。




「鉄砲隊」が火縄銃を射つ時は、「ものすごい音だから」と耳栓をくださったり、詰所の前を通ればお菓子を下さったり、もう本当にありがたいことでした(T_T)

鉄砲隊



山車の曳廻しまで時間があったので、町並みを散策しました。
矢作川の支流、巴川を挟んで両側に家が建ち並んでいますが、おもに巴川の北側に宿場町の面影を残す古い町並みがあります。
白壁の土蔵や、格子戸、黒い板壁から往時の繁栄を窺い知ることができます。


新町の山車


ただ、町並みが残っているというのではなく、現在も、そこには生活があり、道行く人を受け入れてくれる「宿場町的親しみ」もしっかり残っていることが、なにより素晴らしいことだと思いました。

さて、話は祭りに戻って、いよいよ山車の曳廻しです。

足助町には、西町、新町、本町、田町の4台の山車があります。
山車は、6メートルあまりの高さで、造られた年代は不明だそうですが、大事に保存されてきたのでしょう、とても美しかったですよ。

西町の山車



その山車の形は「足助型」と呼ばれれるそうで、前方に出役棚があり、若い衆がそこで、日の丸の扇を振りながら踊って祭りを盛り上げていました。

静かなお囃子とは、対照的な若い衆の賑やかな踊りと掛け声が、なんとも不思議にマッチしていて、実に面白かったです。

本町の山車






日が落ちると、山車に提灯が吊るされ、いっそう華やかになるそうですが、残念ながら夜まで待てずに家路に着きました。

都会には、祭りらしい祭りがありません。
久しぶりに祭りらしい祭りに出会いて、とても楽しい一日でした。

いやぁ、日本の祭りは、奥が深い(ー_ー)!!



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