今日は、中秋の名月ですね。
私の住む東海地方は、天気も良く今日は美しい満月が見られそうですよ。
中秋の名月というと格式ばった感じがありますが、十五夜さんといえば、なんだか馴染み深い感じがしませんか?
縁側で、盃に月を浮かべて月見酒なんてどうですか(^o^)
すすきを飾り、里いもを供え、月を愛でる。
う~ん、粋ですよね。
十五夜は、「芋名月」ともいわれます。
「芋名月」に対して「栗名月」とか「豆名月」と呼ばれるのが十三夜です。
今年は、10月9日だそうです。
徳川園裏門 |
お月見は、十五夜と十三夜の2回すると縁起が良いそうです。
ところで、「十六夜」ってご存知?
「いざよい」って読むのですよ。
満月の少し前の月をそう称して、その月も愛でる。
これまた、粋じゃないですか。
三日月も好し、半月もまた好し、要するに月は、いつみても好しって事でしょうかね。
和舟の月見飾り |
一日早いのですが昨日私は、徳川園で行われた観月会に行ってきました。
箏の演奏や月見団子の配布などの催しもあり、結構な人出です。
徳川園は、名古屋市東区にある池泉回遊式の日本庭園で、元尾張徳川家の邸宅があったそうです。
敷地内に徳川美術館があり、源氏物語絵巻や初音(徳川のお姫様)の調度など、国宝9件、重要文化財59件を所蔵していて、徳川の栄光を今に伝えています。茶室瑞龍亭 |
ところで、その観月会ですが・・・(-_-;)行くには行ったのです。
でも、月の写真がありません、観月会なのに・・・。
実は用事ができて、月が出るまで徳川園に居る事が出来きませんでした。
徳川園の池には、月見飾りが施された和舟が浮かび、それはもう雅な風景で、池に映る月をぜひとも観たかったです(-_-;) 残念。
徳川園の萩 |
それでも、昼間の徳川園もとても美しかったですよ。
池を囲む回遊式庭園には、茶室や滝もあり、季節の花々が咲いていました。
徳川園といえば、牡丹や花菖蒲が有名だそうですが、秋の庭もなかなかですよ。
秋を代表する花と言えば、やはり萩の花。
華やかではありませんが、小花がいっぱい咲く、こんもりとした花姿が日本的 で大好きな花です。
徳川園のすすき |
お月見と言えば、すすきが定番。
さすが、みごとなすすきです。
では、最後に百人一首から、秋の月の歌を一首紹介しましょう。
「月見れば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど」
大江千里(おおえのちさと)の歌です。
「過ぎた夏の恋よ、月を見てもあなたを想うのです、あの月のように私もひとりぼっちです」と、いったような内容です。
百人一首には、月の歌がたくさんあるけれど、必ずしも満月を歌っものだけではありません。
平安の人たちにとって、満月ばかりが観賞の対象ではなく、月の満ち欠けに恋心を映し、恋人に歌を送ったのです。
いいですなぁ、電話もメールもないゆったりとした時代、恋の歌でも送られてみたいもんです。
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