春には色とりどりの可憐な花が並び、夏には華やかで大輪の花が並びます。
そして、秋には少し地味でひっそりとした花が多くなるように思います。
私は、一年中花屋さんにある花より、季節を彩る花が好きです。
ワレモコウ |
また、花の名前にも惹かれることもよくあります。
左の花は、ワレモコウ。
吾木香・吾亦紅・割木瓜、いろんな字があてられますが、私個人の好みでいうと、吾亦紅が一番似合っていると思います。
名の由来としては、インド原産の「木瓜」という植物に似て、根に強い芳香があるからという説や中国の鳥の巣と卵を表した模様であるとか諸説ありますが、「吾(われ)も亦(また)紅(べに)なり」と解釈する方が風流だと思いませんか?
「わたしだって、紅く咲いているのよ、見て頂戴」という自己主張が可愛いではありませんか!
私は、この花が大好きですよ、だって毎年「紅く咲いたわよ」って私に呼びかけてくるのですから、買わない訳にはいきません(^_^;)
オミナエシ |
右の花はオミナエシ。
みなさんご存知の秋の七草のひとつです。
女郎花と書きます。
「じょろうばな」と読んでしまうと、なんか下品な感じになってしまうけれど、まったく意味が違って「おみな」とは女性を意味し、「えし」は「へし(圧し」で、美女をも圧倒する美しさという意味なのだそうです。
すごいですよね、ものすごい称賛ですものね。
こんなこと言うとオミナエシに失礼ですが、ちょっと見は雑草のようなんですが・・・(-_-;)ね。
リンドウ |
最後はリンドウ。
竜胆と書きます。
これまた、竜の胆(きも)とは恐ろしげな名前ですよね。
清楚な花には似つかわしくない名前ですけど、根っこがとても苦いからだそうです。
昔の人は、根っこなんかかじってみたのでしょうかね。
紹介した花は、どうやらみんな薬草のようです。
だから、臭いを嗅いでみたり、かじってみたりしたのかな?
美しい花には、毒があると言いますが、今日紹介した花には、薬効がある。
の巻でした。
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