神輿 |
恥ずかしながら、私、今日の今日まで、豊川稲荷が寺院であるとを知りませんでした(-_-;)
「お稲荷さん」と呼ばれるところは、狐を祀った神社だと勝手に思い込んでいたのです。
豊川稲荷の正式名は「圓福山 豊川閣 妙巖寺」、歴史ある曹洞宗のお寺でした。
大提灯 |
家に戻ってから、調べてみたのですが、妙巖寺は「ダキニ真天」という仏教の守護神がお祀りされているお寺で、「ダキニ真天」は稲穂を荷い、白い狐に跨っておられたとか。
だから、「稲荷」で、「狐」なのかぁ(ー_ー)
キツネをお祀りした稲荷神社とは、違うのね。
妙巖寺本殿 |
しかし、知らぬ事とはいえ、神社だと思い込んでいた私は、あろうことか柏手を打って、お参りをしてしまいました。
アレ?まわりの反応が少々おかしい(?_?)
すると、隣に立っていたおじさんが「ここは、神社じゃないよ」って教えてくださいました。
え~!ウソ!だって、鳥居もあったし・・・。
なんともバツが悪くて、そのおじさんに謝ってみましたが、謝られたおじさんも困った顔して、「別に謝らなくても・・・みんな勘違いするし・・」と、言葉を濁して逃げて行ってしまいました。
あぁ、恥ずかし~い(~_~;)
いい歳して、自分の無知さに、あきれました。
さて、気をとりなおして。
今日は、その豊川稲荷の秋季大祭です。
「鎮座祭」とも呼ばれるこの祭りは、「豊年万作」を祈祷するお祭だそうです。
境内には、高さ10m直径5メートルの一対の大提灯が掲げられ、お参りに訪れた人たちを迎え入れます。
いなり寿司 |
また、豊楽殿では、箏や和太鼓の演奏なども行われ、お祭り気分を盛り上げます。
特産品のお店や露店も建ち並び、境内は多くの人達で賑わっていました。
いなり寿司の販売所には、人気店のいなり寿司が何種類も並んでいて、どれにしようか迷ってしまいました。
どれも美味しそうで悩んでいたら、「1個だと350円だけど、3個で1,000円だよ」と言われて、つい、3個も買ってしまいました。
ひとりで全部食べられるのか?って?
白狐 |
大丈夫です。
まずは、お昼に休憩所で1個食べ、家に帰って晩御飯に1個食べ、残りの1個は、明日のお弁当(*^^)v境内では、無料の接待もあって、私は、甘酒とみたらし団子を頂きました。
有り難いことです、感謝(^o^)
まずは、境内をぐるり一周散策しました。
神輿渡御が始まるまで時間があったので、一旦、豊川稲荷を出て参道の商店街もぶらぶらしてみました。
この日は、商店街も「いなり楽市」と題されたイベントが行われていて、大変な賑わいです。
神輿渡御 |
参道は短いですが、お土産屋さんや飲食店が建ち並んでおり、活気があります。
金魚すくいの露店があったり、大道芸が行われていたり、賑やかでしたよ。
「いっぷく亭」で、いっぷくして、お店の方とおしゃべりをしていたら、そろそろ神輿渡御の時間となったので、豊川稲荷に戻ってスタンバイ。
いよいよ、神輿渡御が始まりました。
昨日、本殿から鎮守堂に渡御された神輿が、きょうは、また本殿に戻されるのですが、その距離は、200メートルくらいです。
神輿行列は、裃姿の信徒代表からはじまり、、稚児、僧侶、雅楽士、白狐の面を付けた人が二人、神輿という順番で、目の前を通り過ぎていきました。
しかし、とても短い距離なので、あっという間に終わりました。
狐塚 |
神輿は「わっしょい、わっしょい」と賑やかでは、ありましたが、あまりのあっけなさに、ちょっとがっかり。
もっと迫力ある神輿を期待していたのだけどなぁ(゜.゜)
正直、「祭り」はハズレでしたが、たまにはハズレもあるもんです。
恥もかいたけど、豊川稲荷が神社ではなく、寺院だったことも分かって、勉強になったんだから、まあ、いいか。
自分に、そう言い聞かせ、いなり寿司を抱えて帰りました。
ちなみに、いなり寿司は美味しかったですよ。
しかし、妙巖寺は、りっぱな古刹であり、必見の価値があるりっぱな、お寺でした。
「寺宝館」には、妙巖寺の歴史資料や絵画、軸、刀や輿なども展示されており、観ておいて損はありません。
それと、狐塚は、なかなか見る事の出来ない光景で、面白いですよ。
ところで、みなさん豊川稲荷が、寺院だったって知ってました?
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