小原の四季桜 |
雨上がりの日曜日、お花見に出かけました。
お花見?今ごろ?紅葉狩りじゃなくて?
って、思うのが当然ですよね。
でもね、本当にお花見に行ったのです!
どうです?綺麗な桜でしょう。
豊田市小原町の四季桜ですよ。
秋なのに、なんで桜が咲いているのかって?
小原の四季桜は、マメザクラとエドヒガンという桜の交配種で、春と秋の2回咲くのだそうです。
四季桜 |
でも、春は、花と同時に葉もでてくるので、花が目立ないうえ花数も少なく、あまり見映えがしないのですって。
だから、小原の四季桜は、秋に愛でる桜って訳です。
淡い紅色で、5弁の花びらの小さくて可憐な四季桜。
春に咲くソメイヨシノのような華やぎはないけれど、静かな山里によく似合う桜です。
川見四季桜の里 |
残念ながら、前日の風雨で花が散ってしまい、見ごろを少し逃がしてしまいましたが、満開ばかりが花見どきでもないと思うのですよ。
小さな花びらがハラハラと散る様もまた、侘びた風情があっていいものです。
とは、言ってもやっぱり、満開の桜が見てみたかったなぁ(>_<)
なかでも、「川見四季桜の里」には、1,200株もの桜があり、満開時には、山全体が淡紅色に染まるそうです。
和紙のふるさと駐車場横の四季桜 |
あと2日ほど早ければ、満開の桜が見られたのに・・・(-_-;)
残念ながら、私の見た山は、鮮やかな淡紅色の時期は過ぎ、幹が目立ち始めたので、薄墨がかった淡紅色になっていました。
でも、場所によっては、今、まさに満開のという桜も見ることができましたよ。
「和紙のふるさと」の駐車場横の公園入口に満開の桜が、3本並んでいました。
綺麗でしたよ(^O^)
桜と紅葉 |
この時期に、満開の桜が見られるなんて、なんか得した感じで、いい気分。
嬉しくなって、公園の奥まで散策しようと思ったのですが、「ヒグマに注意」の看板を見て断念しました。
ところで、写真はいっぱい撮ってきたんですけど、上の写真だけ見たら、到底、秋だとは信じてもらえないですよね。
どう見ても、早春って感じかな。
そこで、左が証拠写真。
紅葉 |
手前に、紅く染まったモミジが見えるでしょ、後ろの山も少し紅葉しているのが分かりますか?
古来から、日本人は「お花見」や「紅葉狩り」といったような季節を愉しむ行事が好きですよね。
春は、満開の桜の下で酒を酌み交わし、秋には、紅や黄に染まった錦秋の山々を眺めて、移ろう季節に親しんできました。
しかし、そういった季節に対する概念も、この風景を見たら吹っ飛んでしまいます。
だって、こんなふうに「お花見」と「紅葉狩り」が同時にできてしまうなんて、やっぱり不思議な感じですよ。
変な言い方だけど、不自然な、自然???
言わば、春と秋が同居してるのですから、変な感じがして当たり前なのかもしれませんね。
はじめは、めずらしい風景に、はしゃいでいた私なんですけど、カメラ越しの切り取られた風景だけ見ていたら、春なんだか秋なんだか訳が解からなくなってしまいました。
でも、間違いなく秋でした!
子持ち鮎の炭火焼きときのこ御飯で、秋の味覚を満喫した私は、「やっぱ秋だわ」と納得して帰途についたのでした(~_~;)
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